2023/3/9 川﨑依邦の日々「『命を賭ける仕事』は無い」
3月9日(木)7,588歩、5.4㎞。晴れ、曇り
いつもの如く始発の新幹線にて新大阪から東京へ。
顔見知りのタクシーに乗る。
「ここのところどうですか」
「コロナ前に戻ってきましたよ」
「それはよかったですね」
「コロナで高齢ドライバーことごとく辞めました。
年金暮らしです」
「辞めることはないのに。もっと続けたらいいのにね」
「いやぁ『命を賭けるほどの仕事ではない』
と言って辞めていきましたよ」
「『命を賭ける仕事』なんて、そんなにないですよ。
とは言っても『命を賭ける仕事』とはいい言葉ですね」
10:00 埼玉県A社 ミーティング
14:00 千葉県B社 ミーティング
18:00 葛西駅着。
マンション泊
『住友銀行秘史』(國重惇史)を読む。
主としてイトマン事件の銀行への係わりの裏話である。
住友銀行は3,000億円をドブに捨てたと言われている。
作者は80冊もの手帳に事実を克明に記録していた。
作者の國重惇史は、東大卒、
当時住友銀行の中でも超エリート行員であった。
今でいえばICレコーダーを忍ばせて仕事をしていたようなものだ。
この点は普通のサラリーマンとは言い難い。
「大蔵省とマスコミに『内部告発状』を送ったのは私だ」
と告白する作者。
『住友銀行秘史』は大企業ともいえる
メガバンクのサラリーマンが起こした泥仕合が描かれており、
傍目には驚くほどのエリート集団にも
ドロドロとした闘いがあることがよく分かる。
生きていくという事は誠に凄まじいものである。
『命を賭ける仕事』は何処にも無い。
命は賭ける物ではない。
大切にするものである。
2023/3/9 川﨑依邦の日々「別れと出会いの春」
3月8日(水)23,965歩、17.8㎞、65分。晴れ、曇り
4:30 公園4周、65分
10:00 姫路市A社 ミーティング
14:00 大阪CMOにてB社長と面談
本日3月8日からはコートを着用しないこととする。
3月13日(月)からは個人の判断でマスクをするかしないか決めてよい。
3年間に渡ったコロナの時代がいよいよ次のページへとめくられていく。
街の中では和服姿の卒業生をあちらこちらで見かける。
皆写真を撮りあっていた。
コロナ禍が終わった次の春はどんな時代であろうか。
「どうかいい事がありますように」
新しい旅立ちである。
「どうか行く手を守ってください」
・・・ 別れと出会いの春である。
2023/3/8 川﨑依邦の日々「春よ来い」
3月7日(火)7,851歩、歩行距離5.5㎞、晴れ、曇り
ここのところポカポカと春の陽気になっている。
関東日帰り出張
6:00発の新幹線にて出発する。
10:00 千葉県A社に着く。ミーティング。
19:00 神奈川県B社にてミーティング。
途中の公園でピンクの花が咲いているのを見る。
緋寒桜(ヒカンザクラ)である。
下から見上げると
青空を背景にピンク色が映えて実に綺麗である。
自宅にてNHKの歌コンを観る。
春の歌特集である。
イルカの「なごり雪」や
木村カエラの歌をしんみりと聴く。
春は希望、夢をみる季節である。
寒い冬から漸く脱出するシーズンである。
一方、精神不安定(鬱)になる人も続出する。
本日JRの電車では人身事故があちこちで起きていた。
そのせいで私鉄に乗り替えたりしての移動になった。
せっかくそこまで春が来ているというのに・・・。
とある公園で目にしたピンク色の緋寒桜、
そして3月も中旬を過ぎれば満開になるソメイヨシノを
見ることもなく電車に飛び込むとは・・・。
春の歌で私が一番好きな歌は「春よ来い」である。
“あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている”
歌コンでは別の「春よ来い」(ユーミン)
も歌われていた。
「希望よ来い」と語りかけているようであった。
悲しいことや辛いことがあっても春は必ずやって来る。
新しい旅立ちの時である。
生きてさえいれば人生は何とかなる。
電車に飛び込まないで‼
—-東京の最高気温は20℃を超えたとのことである。
2023/3/5 川﨑依邦の日々「インフレ時代」
3月5日(日)6,835歩、歩行距離4.5㎞、水中ウォーキング60分(109回)晴れ、曇り
川崎駅前の日航ホテル 4:00起床。
6:00過ぎにA社長が迎えにくる。
7:00~8:00 A社にて幹部会議。
品川から新大阪へ。10:40着。
11:00~12:00 大阪CMOにて内務。
出張中の書類整理をする。
15:00 扇町プールにて水中ウォーキング60分。
109回目となる。
16:00過ぎ いつもの温泉へ行く。
「ガス代が上がってもう止めたいわ」
番台のおばさんの嘆きである。
確かに色々なものが上がっている。
電気代、水道代、更にありとあらゆる日用品。
4月には交通費も値上がりの予定。
本格的なインフレ時代がやって来る。
2023/3/4 川﨑依邦の日々「それぞれ生きている」
3月4日(土)5,723歩、歩行距離4.1㎞。晴れ、曇り
秋田の宿で4:00に起床。
ストレッチを5分やって風呂に入る。
温泉である。
6:30 一人で朝食。
女将が話しかけてくる。
「窓の外に見えるのは白神山系ですよ」
「旅館の猫は沖縄からのコンテナの中で、
生まれたばかりで発見されました。
それを貰い受けてミルクで育てました」
その猫は旅館の中を悠々と歩き、
椅子の上にも我が物顔で座る。
朝食の時も座ろうとした椅子に居てびっくりした。
ニャーとも言わず飛び降りて隣にいる。
「オスですか、メスですか」
「メスですよ」
「中々美人ですね」
「嬉しいこと言ってくれるね」
・・・「私は79才でね、いつまでできるかねぇ」
「とても79才には見えませんよ。
いけるところまでいくしかありませんよ」
「後継ぎもいないし、淋しさは仕事の中で癒しているのですよ」
食堂の壁一面に習字の作品が掲示してある。
「学ぶ」という題である。
「これは誰が書いたのですか」
「秋田出身の佐々木ひでおという人です。
口に筆を咥えて書いているのです。
手も足も動かないのです」
「壁一面、凄いですね」
「私は佐々木ひでおのファンクラブに入っているのです。
生きる勇気を貰っています」
朝食メニューは、焼き魚(コマイ)味噌が添えてある。
味噌汁にはとろろ昆布のようなものが入って、
野菜のお浸しなど6~7品並んでいる。
「郷土料理ですね」。
秋田空港から羽田空港へ。
更に神奈川県橋本まで行く。
14:00 A社長と面談。
「会社をこれからどうしたらいいか」の経営相談である。
橋本から川崎へ移動する。
18:00頃になっていた。
川崎駅前は人通りも多く、
色々なイベントをやっていた。
路上ライブにも数十人程集まっていた。
秋田の女将と猫、佐々木ひでお、
A社長の悩みに都会の賑わい、それぞれ生きている。
本日は川崎駅前のホテルにて泊。
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