[2022/5/11] 川﨑依邦の日々 [生涯一片青山]
5月11日(水)7,313歩、歩行距離 5.2㎞。禁酒735目。曇り。
6:00 始発の新幹線にて東京へ。 東京駅から高速バスにて2時間かけて茨城県へ行く。 10:30着。 11:00よりA社にて会議。 昼食はシラウオのかき揚げ蕎麦を食す。 それから東京へ戻り、池袋から東武東上線にて埼玉県へ。 17:00 B社長と合流。 B社長を励まし、経営改革に向けて鼓舞する。 終了後葛西駅まで行く。 19:00頃 古本屋(ブックオフ)にて村上春樹氏の「ノルウェイの森」上下購入(計220円)。 思えば村上春樹氏が20歳の頃(1969年)、 私も同じ大学内でウロウロしていた。 20:00頃 吉野家にて夕食。 牛皿と鮭の定食(590円)を食す。 店内は男性客が6~7人。 すると20代くらいの女性が私の隣の席に座り、 大盛りの牛丼を注文した。 「よく食べるな」と感心する。 21:00頃 マンションに辿り着く。 ワンルームのマンション泊。 寝る前に「ノルウェイの森」上を1/4ぐらいまで読む。 底なしの深い井戸の話がでてくる。 深い淋しさというか、恐ろしいまでの人間の孤独をイメージさせる。 「生涯一片青山」作者は張継。 六言絶句の「帰山」と題する唐詩の一説である。 人に貴いとか卑しいといった区別も無く、 貧富の差があるわけでも無く、 それらを超えてすべて同じように青山の一片の土になるという意味である。 先日テレビで見た、「知の巨人」立花隆(82歳で死去)の 「人間死んでしまえばゴミになる」との遺言を思い出す。 その一方、谷川俊太郎氏の「ふじさんとおひさま」 という子供向けの絵本がある。 「おひさまは あかるい あかるいから あたらしい おひさまが のぼると こころも あたらしく なる」 毎日昇る太陽の明るさを新しく感じると心も新しく感じるものである。 生きている限り朝のおひさまは昇ってくる。 いろいろあっても、それでも生きていく。 一人芸人が自殺していた。 ダチョウ倶楽部の上島竜兵(61歳) ・・・朝のおひさまの明るさと、日々の新しさを感じなかったと思われる。 一人のファンとして追悼する。 心の中で「生涯一片青山」と呟く。
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[2022/5/10] 川﨑依邦の日々 [歩けるところまで歩く]
5月10日(火)21,289歩、歩行距離 18.2㎞。禁酒734目。曇り。
5:00 公園4周、約60分
8:20 歯医者。歯のメンテナンスをする。
9:00~12:00 大阪CMO内務
14:00 A社。給与の打合せ。
16:00 B社。資金繰り面のチェック。
曇り空の一日。
大阪CMOから梅田の歯医者へテクテク歩く。
駅からA社まで歩く。
駅では階段を使う。
今日一日で21,289歩、よく歩いた。
いつまでこのペースで歩くことができるのか。
行くところまで行くしかない。
街中ではいろんな人が歩いている。
杖をついている人もいれば車いすの人もいる。
歩くペースも様々である。
駅の階段を登り切って息を整えていると
「大丈夫ですか」と見知らぬ若い女の人に声をかけられた。
電車の中では「どうぞ」と席を譲られた。
歩いていると若い人に追い抜かれる。
それなりに年輪を刻んできたなと実感する。
それでもこうして歩けている。
1年間のスマホデータの一日の歩数平均は15,798歩である。
歩けるところまで歩く。
[2022/5/8] 川﨑依邦の日々 [大道芸のバケツドラマー]
5月8日(日)14,361歩、歩行距離 13㎞。禁酒732目。晴れ。
6:00 公園4周、約60分。 9:00~12:00 大阪CMOにて内務。 5月1日~5月8日の間で5冊の本を読む。 事業再生に関する本2冊、小説3冊。 連休のせいか、いつものペースより沢山読むことができた。 いつもは週2冊、年間約100冊のペースである。 小説を読む面白さは様々な人間のあり様に出会えること。 人情や心の動きを面白く感じる。 今回読んだ本の中で印象に残ったのは 半村良の「雨やどり」である。 雨やどりの様に、 まるで雨が止むまでのひと時の男女の出会いを描いている。 哀歓の漂う物語である。 人の生き方の悲しさが漂っている。 それと黒岩重吾の「虹の十字架」も、 半村作品と通じ合う人の世の儚さ、 寂しさが漂っている小説であった。 事業再生の本は今までの知識を再確認する為に読んだ。 事例のところは今までの自らの経験を振り返りつつページをめくった。 本を読む楽しさはどこにあるのか。 知識を増やし、深めること、 人生や人間について考えさせてくれるところにある。 15:00過ぎ いつも通り風呂屋に行く。 大きい公園を横切っていく。 バケツドラマーと看板を立てて 20代と思われる男が大道芸のパフォーマンスをしていた。 看板をよく見ると〝笑顔のドラマー″と書いてあった。 確かに笑顔でバケツを器用に叩いていた。 観客は5~6人、 すべて公園で遊んでいる小学校低学年、 若しくは幼稚園児である。 ドラマーの目の前に投げ銭箱があり、 「気持ちだけお願いします」とあった。 1円も入っていない。 「風呂の帰りに500円ぐらい投げ銭しよう」と思って通り過ぎた。 帰り17:00頃通りがかるとそのドラマーはいなかった。 様々な生き方の人がいる。 大道芸のバケツドラマーもその一人である。
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[2022/5/7] 川﨑依邦の日々 [季節は回るーファイト一発]
5月7日(土)19,369歩、歩行距離 16㎞。禁酒731目。晴れ。
6:00公園4週、約60分。 8:30~12:00 大阪CMOにて内務。 昼間は雲一つない晴れの空が広がっていた。 季節は回っている。 バラやチューリップは今が花盛りだ。 「咲いた、咲いた、チューリップの花が。 赤白黄色、どの花見ても、きれいだな」 と思わずハミングする。 新聞ではいつも死亡欄に目がいく。 この人もあの人も死んだかと、年齢と死因を確認する。 いろいろな人がこの世を去っても季節が来ると花が咲く。 今はバラとチューリップが咲いている。 花屋ではカーネーションも目に入る。 赤、白、黄、ピンクと様々である。 季節は回っている。 それこそ悲しみも辛さも喜びもクルクル回っていく。 日々歩いている。 まだ、山の頂上が見えない。 幾度の季節の回りがあれば頂上に辿り着けるか。 永遠に分からない。 いくら季節が回っても、頂上には辿り着くことがないのかもしれない。 リポビタンDのCMに出演していた 「ファイト、一発!」の俳優、 渡辺裕之(66歳)が首つり自殺をしたと伝える死亡欄を見た。 5月3日のことである。 その日は妻の原日出子の次女、 渡辺磨裕美(27歳)が歌手MISIA(43歳)とライブで共演していたとの事。 何故自殺しなければならなかったのか ・・・追悼する。 私は日々、歩いていく。 心の中で「ファイト一発」と励まして季節を回っていく。
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[2022/5/6] 川﨑依邦の日々 [禁酒満2年、730日]
5月6日(金)8,911歩、歩行距離 6.4㎞。禁酒730日目。晴れ。
6:00 始発の新幹線にて東京に行く。 10:00 A社の社長と合流。 公共の広い会議室で2人きりの会談。 密談にはふさわしい会場である。 A社長の悩みをじっくり聞く。 A社長は悩みを聞いてもらって心がスッキリしたとの事。 終了後すぐさま大阪に帰る。 16:00大阪CMO着。 東京駅は新幹線に乗ろうと30人程の行列ができていた。 コロナ前の風景が戻りつつある。 そういえば本日は禁酒スタートして満2年、730日目である。 得たものは健康生活、失ったものは酒一杯の楽しみ。 何事も得たものがあれば失ったものもある。 「74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろっている」 (牧師ミツコ著)を車内で読む。 本のキャッチコピーは 〝年金7万円の暮らしでこんなに明るいひとり老後″とある。 2016年に夫を亡くして以来一人暮らし、 一人暮らしの豊かさを手に入れている。 4人の娘たちは独立、16人の孫がいる。 貯金はいざという時の為の葬式代のみ。 健康を保つ秘訣は「よく寝る」ことである。 週2回は昼寝を1時間する。 昼寝をしないと風邪をひくとの事。 具沢山の味噌汁で野菜をたっぷりと摂っている。 腰痛予防として週2~3回は膝をついての腕立て伏せを10回する。 初めは1回もできなかったが、 やり過ぎでもいけないと思って10回に留めている。 「今は全部揃っている、満ち足りています。健康な体があり、 今日食べるご飯がある。 空は青く花は美しい。 お金も今ある分で十分ありがたい。 どんなことがあってもそこに良い部分を見つける」 「私は聖人君子ではありません。いつでも悩み迷い苦しんでいます。 泣くことも怒ることもあります。ありのままの自分を大切にし、 これからも生きていきたいと思います」 牧師ミツコさんの言葉である。 心の持ち方の大切さである。 空の青さや花の美しさに触れて心がスッキリすることもある。 人生において得るものと失うものは一つのコンビみたいなものだ。 ひとつ無くしても得るものがある。 年をとっていくと若さを失う。 それでも日々生きていることに対する感謝の念を持つことができる。 ・・・これが私の「禁酒満2年、730日目」の感想である。
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