[2022/8/31] 川﨑依邦の日々 「事故を起こしたバスに乗る」
8月31日(水)6,724歩、歩行距離 4.8㎞。曇り、晴れ。
関東日帰り出張。
6:00 始発の新幹線で東京へ。
そこから更に高速バスで茨城へ。
10:30 茨城県A社 給与改定ミーティング。
13:10 ミーティング終了後、
高速バスに乗って東京駅へ向かう。
途中の高速道路にてガタッと急ブレーキがかかる。
一番前の席に座っていたので体が前に跳ねる。
接触事故である。
バスの乗客は11人である。
事故処理のためじっと待つ。
運転手さんに
「どのような事故か説明して下さい」
と依頼すると、
乗用車とバスの側面が軽く接触したとの事。
間一髪、大事故にならなくて良かった。
15:40 予定時刻より40分遅れて東京駅に着く。
人生は何が起こるか分からないものである。
パトカーも2~3台来て
慌ただしい事故現場となっていた。
代わりのバスもすぐ来なくてじっと待つしかない。
結局大した事故では無かったので
そのまま事故を起こしたバスに乗って
東京駅に向かったのである。
下車する時に連絡先、氏名を記入した。
後で事故の顛末やお詫びの手紙が来るかもしれない。
16:30 埼玉県B社長と面談。
21:00頃 新大阪駅着。
人生は予期せぬ事が起こるものである。
急ブレーキで体が跳ねたが、
シートベルトのお陰で体が飛ぶ事は無かったので
幸いだった。
[2022/8/30] 川﨑依邦の日々 「脱兎」
8月30日(火)20,297歩、歩行距離 15.3㎞。水中ウォーキング60分(31回目)。曇り、雨。
大型台風11号、12号が西日本に接近しつつある影響で、
雨が降ったり止んだりのぐずついた一日となった。
4:30 公園4周。
7:00 大阪CMOにて内務。
9:30 大阪府A社 経営ミーティング。
14:00 兵庫県B社 打合わせ。
17:00 兵庫県C社長と一緒にC社の取引銀行へ行く。
終了後、脱兎の如く新大阪駅へ。
そしてタクシーでプールに行く。
18:45 31回目の水中ウォーキング60分。
雨の中、傘を差して自宅に帰る。
大型台風11号、12号が刻一刻と迫っている。
来週にこの台風が通過するといよいよ秋本番。
9月10日の中秋の名月も近づいて来る。
中国では月餅を食べる。
4,000億の市場である。
日本では月に兎がいて餅をついているという説話があり、
秋の収穫時期の行事にちなんで団子を食べる。
時の流れは脱兎の如しである。
『脱兎』・・・逃げていく兎。
「脱兎の如し」といえば、
とても素早く俊敏であるさまのたとえに用いられる。
(weblio辞書より)
[2022/8/29] 川﨑依邦の日々 「大阪のおばさん2人の会話」
8月29日(月)19,131歩、歩行距離 14.1㎞。水中ウォーキング60分(30回目)。曇り。
4:30 公園4周。
7:30 社長とミーティング。
10:30 愛知県にてA社の取引銀行と打合わせ。
午後大阪に帰る。
14:00 30回目の水中ウォーキング、60分。
17:00 大阪CMOにてオンライン会議。
九州の運送会社との打合わせ。
ここのところ水中ウォーキングにはまっている。
25mプールを20往復する1kmのウォーキングである。
プールの中でのおばさん2人の会話が耳に入る。
「プールは良いわねえ。
膝を高く上げて歩くと膝関節に良いのよ」
「そうよね。
階段を降りる時痛くて痛くてどうしようもなかったのに、
ここのところスイスイと階段を降りられるのよ」。
テレビCMの富山の薬会社の
サプリメントを想起するような会話である。
サプリメントの名前はジョウシン○○である。
「膝痛の最大の原因は膝を伸ばす筋肉の衰えです。
放置しておくと軟骨がすり減って変形性膝関節症になります。
膝を伸ばす筋肉は人体で最も老化しやすく、
20歳を100とすると70歳で40まで筋肉量が減るのです。
でも大丈夫です。
きちんと対処すれば9割の患者は手術無しで治ります。
膝の痛みを改善する鍵は
体重コントロール、運動、生活習慣の3つです」。
これは週刊ポスト9月9日号の
『ひざの痛み スーッと消える40の方法』
総力特集からの引用である。
おばさん2人の会話が耳に残っており
大阪駅の売店で思わず週刊ポストの総力特集が
目に飛び込んできたので買ったのである。
プールから上がったおばさん2人は互いに
右足、左足を交互におへそのところまで上げて
片足立ちをしている。
「ほらこんなに上がるようになったのよ。
初めは膝が痛くて全く上がらなかったのにミラクルよ」
「そうよね。プールは良いわねえ。
帰りにタコ焼き一緒に食べようね」
大阪のおばさん2人の会話は
テレビCMの富山の薬会社のものより説得力があった。
私もプールの中で意識して
右足、左足を交互におへそのところまで
高く上げて歩こうと決意した。
[2022/8/27] 川﨑依邦の日々 「淀川の花火」
8月27日(土)20,258歩、歩行距離 14.9㎞。水中ウォーキング60分(28回目)。曇り、晴れ。
3年ぶりに淀川の花火を見る。
感無量で夜空を仰ぎ見る。
大輪の花火が夜空いっぱいに広がる。
広島の平和大橋にて父に肩車してもらって
花火を見た事をうっすらと思い出した。
4~5歳の頃か。
今淀川の花火を見ている。
人生も花火の如く、
パッと花開いてやがて消えていく。
暗い空には花火の残像が残る。
余韻がある。
夏も終わりつつある。
次の一ページは秋。
かくして時は流れている。
[2022/8/26] 川﨑依邦の日々 「すばらしき世界」
8月26日(金)12,637歩、歩行距離 9.1㎞。曇り、晴れ。
5:30 東京CMOにて内務。
10:00 群馬県A社 役員会議。
14:00 埼玉県B社 リーダー会議。
19:10 新大阪着。
TSUTAYAでレンタルしている「すばらしき世界」
(約2時間。監督:西川美和)を自宅で見る。
原作は佐木隆三の「身分帳」という小説で、
私は本で読んだ事がある。
「すばらしき世界」の主演は役所広司で、
前科10犯の元受刑者(28歳)を演じている。
この男が13年の刑期を終えて満期出所し
更生していく実話に基づいた物語である。
この男は幼い頃母に捨てられ、
以降少年院、ヤクザの道を辿る。
すぐカッとなり、前後の記憶が分からなくなる。
それでヤクザ同士揉め事を起こして相手を殺めてしまい
13年の刑を言い渡される。
持病(心臓病、高血圧)もある為、
出所後は生活保護を受給する。
一日も早く正業に就きたいと
ドライバーを目指すが免許の更新が出来ない。
刑務所の中でも懲罰の連続で
免許の更新どころでは無かった。
そんな彼を周りの人がサポートする。
題名「すばらしき世界」そのものである。
民生委員、役所の人、近所のスーパーの店長、
そしてフリーの物書き。
フリーの物書きは取材でこの元受刑者に近付き、
初めは彼をテレビのドキュメンタリー番組に
登場させようとする。
彼の犯罪歴を詳細に記した身分帳の写しは
1mの高さにもなる。
それを見たフリーの物書きは
本気になって彼を立ち直らせようとする。
28歳の元受刑者は何とか職を見つけようするが
ことごとく上手くいかず、
元の仲間(兄弟分)を頼ってヤクザの道に戻ろうとする。
ところが元の仲間は
「今はヤクザでは食っていけない」と言う。
彼は糖尿病で右足を切断している。
この元仲間が警察に逮捕されようとするシーンが
特に私の心に残っている。
元受刑者はこの逮捕現場に殴り込んでいこうとするが、
元仲間の女房が
「行ったら駄目よ。あんたが立ち直る最後のチャンスよ」
と必死になって止め、彼は踏み止まる。
正に「すばらしき世界」である。
それから元受刑者は役所の人に紹介されて介護職に就く。
協力雇用主の制度を活用する。
車の免許代30万は民生委員やスーパーの店長が用立ててくれる。
民生委員には
「働く中で腹が立つ事があっても辛抱しなさい、耐えなさい」
と言われており、
元受刑者は腹が立つ事があっても耐えた。
ようやくこれで「彼が更生した」と
誰しもがホッとする日々が訪れる。
ところが元受刑者は自宅のアパートで心臓が止まる。
彼の手には職場で一緒に働く同僚
(脳性麻痺の障がいを抱えている)から貰った
コスモスの花が握られていた。
人が生きていく世界は
果たして「すばらしき世界」であろうか。
それでも最後のシーンのコスモスの花は
「すばらしき世界」そのものであると思った。
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