2025/12/17 川﨑依邦の日々「シーエムオーニュース新年号 これからのドライバー給与のあり方」
12月17日(水)
本日は曇りの中出社。
CMOニュース新年号の第一面「これからのドライバー給与のあり方」を載せる。
シーエムオーの今まで歩んできた道のりを振り返る。
経営コンサルタントとして旗上げをしたのが1988年9月、運送業界を対象としてきた。
運送業界向けに「物流経営講座」を開く。今日まで月1回のペースで続いている。
初めの20年(シーエムオー活動1期)、2010年頃までは経営アドバイス活動に力を尽し
日本全国駆け巡ってきた。中でもドライバー給与についてを主としてアドバイスしてきた。
今はやっていないが「個人償却制」に力を入れてきた。サラリーマンドライバーより、
個人自立ドライバーづくりとして数字のわかるドライバーづくりに心血を注いできた。
しかし、時代の流れは労働時間の管理を重視するようになる。長時間の荷待ち、付帯業務の有料化、過積載運行の禁止、2024年問題の対応等々である。
そこで「個人償却制」はアドバイスしなくなる。現在シーエムオー活動の2期目である。
「事業承継」をテーマとしている。シーエムオーの100%子会社は12社に及ぶ。
それと経営アドバイスとしては「労働時間の適正化」への取り組みを促している。
時間外労働を少なくとも月80時間以下にすること、そのためにはデジタコの適切な運用を
心掛けること等である。そして残業手当の未払いをなくすことである。
残業を含むとする歩合手当は曖昧である。適切な労働時間に基づいて残業時間を掴んで
残業手当を払わなければならない。しかしそれでいいのだろうか。
要領悪く長く時間を費やした者が得をする。そこで売上に対してドライバー人件費を
何%までとする相場があり、給与原資がある。そこを考慮しなければならない。
給与原資の枠内であれば、時間外手当を支払っても余りがあれば過払いすればいい。
時代の流れに、法的規制に棹をさすことはできない。
しかし会社の経営、ドライバーのやる気と法的規制との間を両立しバランスをとっていくことだ。これからのドライバー給与の1つのあり方である。
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