CONSULTANT DIARY川﨑依邦の日々

2025/7/12 川﨑依邦の日々「雨にも負けず」

7月12日(土)

本日もぎらつく日照り。

「日照りのときは涙を流し 寒さの夏はオロオロ歩き」

という宮沢賢治の「雨にも負けず」の一句が浮かぶ。

それでも人間は大雨や台風にはひるむ。

自然の猛威には成す術知らない。

それでも私は「雨にも負けず」の詩が好きだ。

 

「雨にも負けず 風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだを持ち

欲は無く 決して瞋からず 何時も静かに笑っている

一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ

あらゆる事を自分を勘定に入れずに 良く見聞きし判り そして忘れず

野原の松の林の影の 小さな萱葺きの小屋に居て

東に病気の子供あれば 行って看病してやり

西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を背負い

南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくても良いと言い

北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろと言い

日照りのときは涙を流し 寒さの夏はオロオロ歩き

皆にデクノボーと呼ばれ 誉められもせず苦にもされず

そういう者に 私はなりたい」

 

私もそういう人間になりたいと切望するが、

今の体では…志半ばである。

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| 投稿日: 2025年07月14日 | 投稿者: 川﨑依邦