2025/7/7 川﨑依邦の日々「トラック新法の大波に抗して生きる」
7月7日(月)
本日は七夕。
8月分のシーエムオーニュースの一面を載せる。
いわゆるトラック新法の中小運送業におけるインパクトは大きい。
5年ごとに免許が更新される。
更新に直面すると「果たして運送業を続けるべきか否か」
と悩む経営者は出てくるだろう。
白トラの全面禁止もインパクトが大きい。
いわば業界の暗部で、全国で白トラは数万台存在すると思われる。
これがダメだと厳格適用されると果たしてどうなるか。
適正原価を算出して適正運賃を収受と言われても、
ついていけない運送業者はいると思われる。
中小運送業者はその日暮らしで、
マネジメント能力は脆弱であるからだ。
そして、何よりもトラックドライバーの処遇改善は今より進むのか。
すでにして2024年問題で、
トラックドライバーの労働時間規制は重くのしかかっている。
ドライバーの賃金を上げ続けていけるのか。
さらに、元請けがあり、一次下請け、二次、三次と続く
多層下請け構造は無くなるのか。
トラック新法は3年間の猶予があるという。
それまでに山積みする諸課題への解決の糸口は見つかるのか。
どうしたら中小運送業は生き抜き存続していけるのか。
トラック新法という法規制に対して、
経営のやり方を適応し改革の志をもって、
1つずつ実行していくことである。
まず「経営改善計画」を作成する。現状を分析し課題を掴む。
そのうえでアクションプランを作る。
PDCAの管理サイクルを回していく。
「経営改善計画」は5ヵ年ぐらいが望ましい。
アクションプランでは運賃値上げの項目は必須である。
ドライバーの賃金UPの原資となるからだ。
一にも二にも今より運賃を上げないと生命線の課題となる。
まさに生きるか死ぬかである。
トラック新法の施行をチャンスと捉えて今から準備していくことだ。
経営者一人一人の勇気と覚悟が問われている。
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