[2022/4/20] 川﨑依邦の日々 [タイの人々の心]
4月20日(水)19,279歩、歩行距離16.4㎞。禁酒714日目。晴れ
5:00 公園4周、約60分。
8:30 A社にて役員会議。
11:00 大阪CMOにて1971年頃の友人の訪問。
13:00 大阪CMOにてB社の経営ミーティング。
15:00 歯医者に行き、歯のメンテナンスをする。
16:00 大阪CMOにてC社メンバーと打ち合わせ。
18:00 大阪物流経営講座(第385回)の講師を務める。
本日は1971年頃知り合った友人が故川﨑晃弘社長の弔問に来てくれる。
私の机の前の晃弘社長の写真に向かって花を供えてくれた。
友人はタイ語の学者である。
彼には残された人生において3つの目標がある。
- 世界一のタイ語の辞書を作る
- タイ近代文学の大物の著作を全て翻訳すこと
- チャート・コープチッティの小説を全て翻訳すること
彼と話してみて、日本人でありながらタイ人に会っているような気がした。
私はタイに住んだことはないけれど、彼と話すことでタイの文化や風土を感じ、
さらにはタイの人々の心を感じた。
タイの人々の心とは、きっと人の生死を深く思いやり、
包み込むような優しさの川のようなものである。
人生は色々あっても川は流れているのである。
彼が一際張りのある声で晃弘社長の写真に向かって、
タイ語で祈りの言葉を捧げてくれた時にタイの人々の心を感じた。
彼の残された人生での3つの目標が
「どうか達成しますように」と私は祈る・・・。
星野富弘氏の事がふと頭に浮かんだ。
1946年群馬県みどり市に生まれる。
中学校の教師でクラブ活動の指導をしている最中に脊髄を損傷し、
手足の自由を失う。
1972年入院中に筆を口に咥えて文や絵を描き始める。
1991年富弘美術館(みどり市立)が開館する。
「いのちが一番大切だと思っていたころ
生きるのが苦しかった
いのちより大切なものがあると知った日
生きているのが嬉しかった」(星野富弘作)
タイの人々の心に通じるものがあると思う。
彼も生死の境をさまよう大病を経験している。
どうか「3つの目標」を叶えてください、と私は祈ります。
[2022/4/19] 川﨑依邦の日々 [コロッケ]
4月19日(火)18,778歩、歩行距離15.9㎞。禁酒713日目。晴れ
5:00 公園4周。
8:00 新幹線にて東京へ。
11:00 A社長と面談。
14:00 B社のリーダー会議。
昼食はレストランに入る時間が無かった。
蒲田の商店街を通ると肉屋があり、少し立ち止まった。
(肉屋のコロッケは美味しいかもしれない。コロッケを買って歩きながら食べてみたい)
そこで肉屋のおばさんに「コロッケ1つください。いくらですか」
「立ち止まっていましたね」とにっこりして声が返ってくる。
「110円です。ソースはどうしますか」
「ソースは要りません」
(ソースを貰うとベタベタするし、歩きながら食べると口が汚れると思ったからだ)
ホカホカのコロッケを歩きながら食べる。
コンビニのコロッケとは違い、中は柔らかく〝昔懐かしい味″である。
いくら昼食を食べる時間が無くても電車の中での飲食にはちょっと抵抗がある。
優先席に座ってネクタイ姿でコロッケを食べる姿は様にならない。
この人は何という人かとジロジロ見られるかもしれない。
とは言っても、時間がない時は電車の中でサンドイッチや饅頭を食べることもある。
歩くこと5分でコロッケは腹の中におさまった。
外は良い天気。
ささやかすぎる昼食タイムであった。
夕方は新幹線で新大阪に辿り着いた。
[2022/4/17] 川﨑依邦の日々 [春本番]
4月17日(日)17,681歩、歩行距離15.3㎞。禁酒711日目。晴れ
5:00過ぎ 公園4周、57分。 実にいい天気であり、朝の太陽が眩しいくらいに顔を出す。 すばらしい日の出であり、「春本番」である。 7:30~11:00 大阪CMOにて内務。明日以降の仕事の準備をする。 公園の桜は完全に散り、代わって赤や白のつつじの花が咲いている。 季節を肌で感じる。 名も知らないピンクや白の花も咲いている。 「やっと綺麗に咲きました」と言っているように感じる。 冬の間はじっと耐えていたに違いない。 麦踏みという作業がある。麦は踏まないと良い実を付けない。 冬の寒さは生きとし生けるものを鍛えていくのだ。 なるほど人生は「じっと耐える」ということも大切である。 耐える、辛抱するということも生きる知恵となる。絶望してはならない。 必ず季節は回っていく。 公園を走りながらキャンディーズの「春一番」を心で口ずさむ。 今の若い人はキャンディーズを知らないと思うが、私の若いころは大人気だったアイドルグループだ。
雪が溶けて川になって 流れていきます つくしの子がはずかしげに 顔を出します もうすぐ春ですね ちょっと気取ってみませんか 風が吹いて暖かさを 運んできました どこかの子が隣の子を 迎えに来ました もうすぐ春ですね 彼を誘ってみませんか 泣いてばかりいたって 幸せは来ないから 重いコートを脱いで 出かけませんか もうすぐ春ですね 恋をしてみませんか
実に切ない歌である。 メロディーは明るいけれど悲しい歌である。 キャンディーズのメンバーの一人は今はこの世にはいない。 人生はいろんな出会いと別れを繰り返していくのだ。 昼から自宅にてテレビの録画を観る。 一つは「大助・花子の1400日」漫才師の花子の大病からの復活の記録。 1400日ぶりに2022年4月になんば花月の舞台に立つまでの闘病記。 もう一つは認知症になってボケている88歳の芦屋小雁が舞台に立つドキュメンタリーである。 いずれもカムバックの物語、「春本番」にふさわしいドキュメンタリーである。 元気ハツラツでこの季節を味わい、楽しんでいこう!
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[2022/4/16] 川﨑依邦の日々 [闘いはもうこれまでと思ったところからが本当の闘いだ]
4月16日(土)12,793歩、歩行距離12.1㎞。禁酒710日目。晴れ
5:00過ぎ 公園4周、56分。いつもよりスピードを上げて走る。
8:00~15:00 大阪CMOにて内務。事業再生に関わる本を読む。
近所の温泉に行くと15:15の開店を待つ高齢者が20人ばかり並んでいた。
このペースの人数だと24時閉店までに利用客はせいぜい400人だろう。
400人×490円=約20万。一か月を25日として500万の売上となる。
電気代も石油代も値上がりしている。
いつも番台はお母さん(80歳くらい)と娘2人で担っている。
家族主義経営である。風呂掃除もある。なかなか大変である。
家賃がかからない分なんとかやっていると思われる。
「家族企業はつらいよ」
夕方、録画してあったプロジェクトXを観る。
ヤマト宅急便の物語である。小倉昌男氏の決断のすごさを実感する。
大正8年(1919年)創業の親から引き継いだ運送会社が倒産寸前に追い込まれる。
そこで今までの大型貨物から小口へと事業再構築をする。
役員は全員反対する。
それでも小倉昌男氏は「これしか生き残る道は無い」と決断する。
そして「宅急便」という物流革命を成し遂げる。
当初は行政の壁もあり苦戦するがそれでもやり抜く。
北海道では1日10個しか荷物が集まらない。
当時の担当者は撤退を覚悟する。ところが小倉昌男氏云く、
「今日10個だったら、明日は11個になる方法を考えよ。
11個になったら12個になる方法を考えるのだ。
そうすればコストダウンするよ」
なるほど、〝ちりも積もれば山となる″である。
今では「宅急便は」優に1兆個を超える。
自ら省みてまだまだ努力が足りない。
闘いはもうこれまでと思ったところからが本当の闘いだ。
プロジェクトXのヤマト宅急便の闘いから学ぶ点である。
[2022/4/15] 川﨑依邦の日々 [明日のことは思い煩うな]
4月15日(金)6,830歩、歩行距離4.4㎞。禁酒709日目。雨曇り
6:00 始発の新幹線で新大阪から東京へ。
10:00 A社長とミーティング。A社における労務トラブル解決をする。
15:00 B社長と会談。そのあと寿司屋でご馳走になる。
20:00 東京から大阪の自宅へ帰る。23:00頃着。
関東は小雨がぱらついており、一日中肌寒く感じた。
新大阪に22:30頃到着し、
タクシー乗り場付近にあるビルの屋上を見上げると
温度が表示してあり、13℃であった。
温度計を見上げながら自分に問う。
「今日一日全力を尽くしたか?」
「・・・まだまだ、力尽きるところまでは行っていない」
時間の隙間を活用して昼過ぎにドトールコーヒーにて原稿を書いた。
5月号のCMOニュースの原稿である。
タイトルは〝生きる=入るをはかって出ずるを制す″
近くのコンビニから完成原稿を大阪CMOにFAXする。
ドトールコーヒーでは隣の席のおばあさん2人連れの会話が耳に入る。
「うちは60歳で仕事を辞めて、それから趣味の海外旅行によく行ったわ」
「どこに行ったの」「ハワイやタイ、韓国や色々な国」
「誰と行ったの」「女友達と一緒よ。今更主人と一緒に行ってもつまらない」
「主人は留守番よ」「70代は海外を飛び回ったのよ。
さすがに80歳を超えると足が言うことを利かないよ。
行ける時に行っておかないと損よ」
「そうよね、生きてるうちが花よ」・・・・。
5月号CMOニュースのタイトルは初め
〝入るをはかって出ずるを制す″にするつもりだったが、
隣席の会話をさりげなく耳に入れているうちに、
生きる=入るをはかって出ずるを制す″とした。
「生きる」を追加した。
花はいつか枯れるけど、今日一日全力を尽くしていくことだ。
明日は明日の風が吹く。「明日の事は思い煩らうな」である。
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