CONSULTANT DIARY川﨑依邦の日々

2024/5/6 川﨑依邦の日々「連休最終日」

5月6日(月)

「アジア人物史」(集英社版)は、1,050ページもある。

この本を80ページまで読む。20~21世紀の戦後アジア史である。

この本はとことんよくできている。私は歴史好きである。

実に面白く、このペースだと5月中には完読する。

昼11:30~13:00、NHK BS番組の歌番組を見る。

昭和時代の歌である。

中でも島津亜矢の歌う「帰らんちゃよか」は絶品である。

年老いた母が遠くに行った子に帰らんでよかと励ます歌である。

「そらぁときどきゃ 俺たちも 淋しか夜ば過ごすこつも あるばってん

二人きりの 暮らしも長うなって これがあたりまえのごつ 思うよ

どこかの誰かれが 結婚したとか かわいか孫のできたて聞くとも もう慣れた

ぜいたくば言うたら きりんなか 元気でおるだけ 幸せと思わんなら

それでどうかい うまくいきよっとかい 自分のやりたかこつば 少しはしよっとかい

心配せんでよか 心配せんでよか

けっこう二人で けんかばしながら暮らしとるけん

帰らんちゃよか 帰らんちゃよか

母ちゃんもおまえのこつは わかっとるけん」

私も父が亡くなる1ヶ月前の1976年11月に故郷の広島に帰った際、

父は私のホープ1本を取り出して酒を酌み交わした。

父は「広島に帰らんでいい」と言った。

このことを島津亜矢の「帰らんちゃよか」を聞いて思い出した。

父の優しさである。不肖の息子への励ましである。

その父は1976年12月に67歳で脳溢血で突然死した。

朝、仕事に行こうとして玄関でばったりと倒れた。

47年前のことである。

結局私は帰らなかった。

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| 投稿日: 2024年05月07日 | 投稿者: unityadmin