人生は旅である。生まれてから死ぬまで色々なことがある。一つ一つのプロセスをしっかりと刻んでいきたい。
仕事柄、日本全国を回る。北海道から九州までである。風景の中で、根付いて生き抜いている人々に出会う。駅や田園、商店街で人々とすれ違う。「生活」や「人生」等色々と頭をよぎることがある。鞄を肩に担いて一人で旅をしていると、フーテンの寅さんになったような気がすることもある。ひとつ所に留まらず気の向くまま、寅さんは足の赴くままアチコチと旅をする。行く先々で人情に触れる。生きることの喜びや辛さを体験する。寅さんは一段落すると別の土地へと旅立つ。ひとつ所に根付かないデラシネというか、根無し草のイメージが寅さんにはある。端で見る程気楽ではあるまい。人生の孤独や寂しさが漂ってくる。それが人生というものかもしれない。
人生の姿勢で感動するのは熱意である。一生懸命に生きる姿である。困難に直面して歯を食いしばって生き抜く姿である。投げやりにならずに、やるべきことをキッチリとやり抜く姿である。たとえ失敗してもそれでいい。失敗をすることで学ぶことがある。失敗という挫折から、悔しさや辛さをバネにしてよみがえる=成功に導くこともある。人生いつも順風とは限らない。真っ直ぐに伸びている杉の木は強風、台風にぶち当たると倒れることもあるという。それに比して、竹の木は節があるのでしなやかに耐えるといわれている。節は足元を見つめたり、立ち止まったり、失敗したりのことである。節目節目で一皮むけて伸びていく。節目で大切なのは熱意である。
人生は旅である。いい天気の時もあれば、雨や風の強い日もある。いつかは晴れる。雨の止まないこともない。夜がずっと続くことはない。必ず朝が来る。一つ一つのプロセスを諦めず熱意を持って進んでいこう。“念ずれば花開く”必ずいつの日か花が咲く。