「あなたの趣味は、何ですか。」と聞かれることがよくある。胸に手をあててみると、これといったものが浮かばない。
私は所謂、団塊世代である。漫画でいうと“あしたのジョー”を愛読したものである。「燃えて、燃えて真っ白な灰になるまで闘う。」という主人公のボクサーであるジョー(矢吹 丈)には、共感したものである。なぐられて、なぐられて、ついにはパンチドラッカーになってもリングに立ち続けて、本当に真っ白な灰の如くになってしまったジョーの姿。“あしたのジョー”は、少年マガジンに1968年から1973年まで連載された。今からおよそ40年前。にもかかわらず鮮明な印象として残っている。「ジョーの趣味は、何であったのか。」それはボクシングを闘うということか。「それにしては、淋しくかわいそうな趣味ですね。」とささやく他人の声が聞こえてくる。趣味というのは、楽しいものである。打ち込めるものである。矢吹 丈のボクシングはどうであったか。打ち込んではいたが、楽しいとはいえない。むしろ悲壮ですらある。しかし矢吹 丈には、ボクシングを闘うという人生しかなかった。
翻って私自身、胸に手をあててみる。経営コンサルタントという仕事に賭けているか。確かに日曜日も活動し続けている。単なる自己満足になってはいないか。「何が楽しいのか。」といわれても即答できない。日曜日にも活動できるということは、そうした場所を設定していただけるクライアント(経営指導先)に支えられているということである。感謝しなければならない。思えば平成19年に入って1月、2月、3月の日曜日は全てフル活動させていただいた。矢吹 丈ほどではないが(もちろん足元にも及ばないが)、闘い続けていると自己認識している。経営コンサルタント活動のなかで自己の人間性を高め、鍛えていきたいと念じている。いささか、いいよどむが「私の趣味は生き続けること、人生そのもの。」といえる生き方をしたいものだと思っている。