vol.09

最も著名な経営コンサルタントの1人としてピーター・F・ドラッカー氏がいる。彼は1909年生まれである。96歳の現役、かつ大学教授でもある。私も経営コンサルタントの端くれとして仰ぎ見る想いでドラッカー博士の著作を折に触れて読ませて頂いている。それにしても90歳を超えても活動しうるとはすごいことであると感心している。そこまで活躍できる秘訣はどこにあるのであろうか。『事業の目的として有効な定義は一つしかない。顧客の創造である。』(ドラッカーの言)やはり顧客の支持がなければ、活躍できない。運の力もすごいと思わざるを得ない。

「仕事は死ぬまで、寿命はあるまで」と題する本を読んだ。95歳現役ランナーの足跡、馬杉次郎作とある。87歳の時にカナダバンクーバーのハーフマラソン完走、引き継いて90歳代でもいろいろのマラソン大会に出ている。「継続は力なり」を胸に刻んで神仏に生かされている自己に感謝し「仕事は死ぬまで、寿命はあるまで」を座右の言葉としている。

95歳の現役ランナーの馬杉次郎氏云く「百まで元気で生きるには毎日運動を絶やさずに快食快便安眠し、明日はあれしてこれしてと目標を立てて暮らしましょう。くよくよせずに諦めて。どうせこの世はままならぬ。疑心暗鬼は体に毒よ。物事判断良い方へ、気分転換からだに薬。人生苦もありゃ楽もある。なるようにしかならないと思えば気も晴れる。」

ドラッカー教授と馬杉次郎氏の共通項は前向きに生きる。目標を持つ。持続する志といったところではあるまいか。心の持ち方の大切さを思い知る。さん三しん心ということがある。為に生きる心、思いやる心、諦めない心である。自己の為ではなく人の為、人を思いやる、持続する心とでもいえよう。私としても経営コンサルタントの一人としていささかであるが、「しん心でん田を耕す」ことに努めたい。自らの内にある大いなる宝を耕して三心を磨いて「仕事は死ぬまで、寿命はあるまで」で生きる。