vol.02

自己資本比率が高くても、例え無借金でもじっとしていては企業の活力はむしばまれていく。

「北の零年」という映画を観た。主演は吉永小百合。史実に基づいている。江戸時代に徳島藩の洲本城代として淡路を治め1万4500石の禄高を有していた稲田家の物語である。明治維新後に起きた事変により北海道における移住開拓を命じられる。北海道の静内に移住した。移住地で生き抜くとの決意を固め自分達の国を創るとの夢を信じて苦闘した人々の物語である。見たことのない大雪(北海道の冬)に耐え、イナゴの大襲来にも屈せず北の大地を切り開く。主人公の吉永小百合の名演技が光る。クワを持つ手が荒れても夫の裏切りにもめげず、ひたすら開拓に打ち込む。ラストシーンはとりわけ心に残る。西南戦争の為、新政府は、吉永小百合が育成した馬を挑発しようとする。その挑発の役人が主人公の夫という設定である。その時、開拓村の人々はクワ・カマを手にして捨身で立ち向かう。たじろぐ役人(主人公の夫)それでも引き連れた兵隊の力で馬を取り上げようとする。その時突然、馬舎から何十頭もの馬が逃げ出す。助け人が現れる。アイヌの格好をした元会津の武士とアイヌの古老・・・・。主人公云く「夢を信じ続けていけば必ず夢は実現する。」「とにかく生き抜くことです。」

ゼロから何事かをなさんとするには、強い信念の力がものをいう。たまたま2月には北海道の旭川の中小企業大学校で「運送業の生き残り道」と題して講演する。(カリキュラムは別紙の通り)じっとして現状に固守するのではなく、「北の零年」が描いた生きることへの情熱を心の底に持って講演に望む。できればアイヌの格好をした元会津の武士の様にである。彼こそは今風に言えば経営コンサルタントである。知恵を出して集団、個人に貢献していく役割が経営コンサルタントの道だからである。